「新型コロナウイルスによる災禍とスピリチュアリズム№2」を学んで

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スピリチュアリズム普及会ホームページ・インフォメーションより)

世界的パンデミックを引き起こした新型コロナウイルス禍は、中国の世界支配の野望を明らかにし、一党独裁国家の正体を世界に知らしめることとなりました。‶一帯一路“戦略によって発展途上国を経済援助すると見せかけて、中国の支配下に置くという罠を仕掛けています。また軍事拠点拡大のため南シナ海東シナ海に進出し、周囲の国々の非難を浴びています。軍事戦略の中には日本の尖閣諸島や沖縄を奪うことも含まれています。また中国国内では少数民族に対して人権弾圧(チベット問題・ウイグル問題)を行っています。中国の強引で身勝手な言動はすべて、世界制覇という野望を達成するためだったのです。正に物質欲から派生した利己主義の極みです。

 アメリカをはじめとする多くの国々は、自国の経済的利益のために積極的に中国に進出し、結びつきを深めていくことで、中国を経済大国に押し上げてきました。アメリカはトランプ政権になって初めて‶対中強硬路線″を取るようになり、米・欧米諸国はやっと中国と距離を取るようになりました。しかし中国の本性と下心に気づいた今でも、日本企業の一部は‶金儲け″という欲望達成のため中国進出を決めています。日本政府や日本企業は中国に対して毅然と対峙すべきと思いますが、なぜ日本はそこまで優柔不断なのか苛立ちを感じます。

 シルバーバーチは地上世界の悲劇に対して「これから地上には、崩壊や多くの大変動があるでしょう。暗黒と苦悩の時代の到来のように思えるかもしれません。しかし、そうした変動の背後には、地上世界を進化させようとしている大きな力が存在しているのです。」(教え上)と言っています。新型コロナウイルス災禍についても、背後に霊界からの組織的働きかけという「霊的事実」があるということです。スピリチュアリストはいつでも、どんな悲劇と思えることも、霊的視野で見なければなりません。

 すべての悲劇は人類が「霊的無知・物質中心主義・利己主義」という「神の摂理」に反した生き方を続けた結果です。しかし今回の出来事を通して変化することになるのは、物質次元でのごく表面的な部分にすぎず、人類の営みが物質次元から霊的次元にいたらなければ、社会を根底から変えるようなパラダイムの転換は起こりません。「中国に対する敵対スタンスを一刻も早く確立すること」——これが今回のウイルス災禍を通して、日本国家に示された教訓ということです。「霊的無知」は魂の病気であり、物質次元の悲劇よりはるかに深刻な問題です。

 スピリチュアリストには霊的視点に立って災禍を受け止め、平静さを保って人生を歩むことが望まれています。霊的真理によって、死は悲劇ではなく、霊界で新しい生活を始める‶喜びの時″と学びました。人類の「霊的成長」のために人生を捧げる人間は、霊界からの導きの中で決して飢えて死ぬようなことにはなりません。「霊的視点」に立って自分自身と世界を眺めるなら、新型コロナウイルス災禍の中にあってパニックに陥ることなく、平静さを保つことができます。スピリチュアリズムが霊界主導の「地球人類救済計画」である以上、日本が‶スピリチュアリズム大国″としての道を歩んでいくなら、霊界から全面的な応援を得られます。

 日本は霊的先進国と言います。それでも数ある星の中で地球は下から2番目に霊的に低いということは、日本も多寡が知れる程度ということです。政治・経済・教育・あらゆる面で霊的真理を取り入れた営みが必要です。「霊的成長」を促すような営みでないかぎり、霊界が望む本当の霊的先進国にはなれないということだと思います。現状の地球上の悪幣の数々を見ますと、やはり霊的同胞社会実現には、数百年から千年の歳月が必要ということに納得してしまいます。改めて「霊主肉従の努力」「利他愛の実践」「苦難の甘受」の重要性を実感します。霊的真理の普及が急がれます。‶霊の力″に感謝し頼りとしつつ、道具としての資質を磨いてお役に立てるようになりたいと思います。

 ——シルバーバーチの言葉——

「死ぬということは決して悲劇ではありません。むしろ地上で生きている方が悲劇です。大霊の庭が利己主義と強欲という名の雑草で足の踏み場もない状態になっていることこそ悲劇なのです。」(教え上)

「物的なものはいかに高価なものであっても、まったく価値はありません。今は物質界にいる皆さん方も、これから霊の世界で計り知れない歳月を生き続けます。そして(中略)知識や叡知が、地上で物的身体のために一生懸命に求めていたものよりも、はるかに貴重なものであることを実感するようになります。」(教え上)

「物質的な惨事に遭遇すると、人間は霊的なものに目覚め始めるようになります。物的な手段がすべて失敗に終わったとき、ワラをも掴む思いでそれまで試みられてきた制度を吟味し、そこに頼れるものがないことを悟ります。

そこに至ってようやく霊的真理の出番となり、新しい世界の構築が始まります。大霊の摂理が正しく運用される世界です。そこへ至るまでには大きな混乱は避けられません。」(教え上)

 *詳しくはスピリチュアリズム普及会ホームページ・インフォメーションをご参照ください。

*なおこれらの引用にあたってはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。