思念の現実化について

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3月読書会では今期、2度目の「語る」の練習が終わりました。「語る」の発表のために参加者は、レジメやパネル作りに奔走され、日々語る練習に心血を注がれてきたと思います。その成果は発表当日の発表内容の濃さ、表現の豊かさで聞く人の心を虜にしました。まさにこれから霊界の道具として役立ちたいとの思いがいっぱいに込められた発表だったと思います。この企画はもちろん伝道に役立てるためです。今回発表を見送られた新参の方は次回の機会のために真理を引き続き学ばれていきますが、新参者といっても読書会とご縁を得る前にかなりの霊訓を読んでいる方ばかりです。それ相当の力を持っていることは霊界の導きによって証明されています。次回の「語る」の発表が楽しみです。

 こうして読書会を訪れて学びに参加されるということは、真理をかなり理解された上での道具意識の強さを表しています。今回の読書会で学んだシルバーバーチの言葉があります。「真理の理解を深めるごとに霊界からの影響力が増してくる」・・・道具を目指す者の魂を喚起し燃え上がらせる最高の言葉です。読書会参加者は道具意識への思念も強烈と思います。人間は思考が発端で思念が強まり、それが行動に移すことになります。思念の強さが現実化することになります。今回のブログは「思念の現実化」について書きたいと思います。

 10年ほど前、私は思念が現実化する現象を体験しました。テレビ番組で放送された内容に疑問を抱きながらも私自身が試してみたことです。——正座をして心を落ち着けて深呼吸を数回し、その後目を閉じて10秒位瞑想します。そして正座のまま人差し指をだけを立てて、人差し指で天を貫く思いでその腕を天に向けて突き刺します。人差し指に思念の思いのたけを集中して、天に向かう人差し指を凝視しながら「人差し指伸びろ、伸びろ、伸びろ・・・」と10秒位渾身の思いを込めて祈るのです。そして一気に気を抜いて間髪を入れずに正座の膝の上に両手を並べて人差し指の長さを比べました。念じた方の人差し指が別の手の人差し指より4~5センチ長くなっていました。私自身にその力はありませんので、当然霊界の影響があったものと思います。

 数秒後に元の長さに戻りましたが、比べた瞬間は本当にビックリしました。そして思念は現実化するということを自ら実現させ証明させてしまったこと、確信が得られたことに、私の後の生き方を変えるのに自信を持つことができました。霊は物質に優り、霊こそが思考を生み出し、その内容によって人間性を高めていくことも低めることもできるのです。私には多くの心霊体験があり、この思念の現実化の証明も他の霊的なことのすべて、シルバーバーチの霊訓が証明してくれていました。当然私は「シルバーバーチの霊訓」を人生の指針とし価値ある人生を歩むことに何の躊躇もなく突き進むことができました。真理を自分のものにしたいと強く思えば行動に表れ学び、自分のものになります。道具になりたいと祈念すれば道具としての行為に表れます。

 言動は思念から生まれます。善い思念は善い言動として、悪い思念は悪い言動として現れます。思念の内容によって魂の成長として現れる場合、あるいは病気や精神的苦しみとして現れることもあります。怒り・恨み・嫉妬という感情は相手を傷つけるとともに自分の霊性をも汚します。また人間は霊的存在である以上、善い思念は高級霊界につながり高級霊の援助が得られます。悪い思念は低級界とつながり低級霊の障りを受けます。それが摂理だと思います。人間は霊として物質の世界で生きています。肉体に覆われて思考は見えませんが、すべての思考も万物も神の摂理の支配によって管理統制されています。人間は摂理から誰も逃れることはできません。とすれば人間はおのずとどのような生き方がベストか、得なのか、が分かります。

 スピリチュアリストは恵まれました。永遠の進化向上の道を知っているからです。この世で霊的真理を実践努力した分、真の救いである霊的成長が叶うことを知っているからです。「霊界の道具として生きることは最も価値ある生き方です」・・・これもシルバーバーチの言葉です。スピリチュアリストは皆、強い道具意識を持って真理を実践し魂を磨いています。道具意識を持ち続けているゆえに読書会とのご縁を得、「語るの練習」という行動に結びついていると思います。そして思念が強い分、霊界の強い影響力を受けて確実に道具の道を歩んでいます。「霊的真理を説き聞かせることは神の愛を注ぐこと」というシルバーバーチの言葉通り、道具として奉仕の道を歩めることを誇りに思い、同志とともに利他愛を実践してまいりたいと思います。

 ——シルバーバーチの言葉——

「霊的真理を説き聞かせることは、神の愛を注ぐことです。その愛が魂の琴線にふれると、まず精神の視野が開けて人生観が変わり、あなた方が説く霊的知識のかけがえのない価値に気付くようになります。」(新たなる啓示)

「あなた方としては、1人ひとりが、できうる範囲内で霊的知識を広めることを心がければよろしい。自分自身が光明を見出したように、今度は、誰か自分以外のたった1人に光明を見出させてあげることができたら、それだけでこの地上生活は有意義だったことになるのです。」(新たなる啓示)

「ここに集まっている皆さんは、教義の牢獄から脱したことを喜んでください。そして、喜ぶだけでなく、今なお隷属状態にある人々を解放してあげるために努力してください。」(教え上)

「霊的真理を1つでも多く理解していくことが、あなた方の魂と霊的身体を霊界からのエネルギーを受けやすい体質にしていきます。これは地上と霊界を結ぶ磁気的な絆なのです。」(霊訓1)

*なおこれらの引用についてはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。