「地縛霊の救済はスピリチュアリズムの使命」を読んで

a.keyword { border: 0 !important; text-decoration: none !important; pointer-events: none !important; cursor: default; color: #5A5A5A; }

(8月2日インフォメーションより)

今地上は、かつてないほどの混乱状態・惨劇状態にあります。コロナウイルスは増々変化を遂げ、変異株は脅威を増すばかりです。世界の独裁者による人類への抑圧も脅威です。また宗教の極端な教義によって女性の人権を無視する勢力が、政権を握るという世界の動向があります。スピリチュアリズムの最終目的である「地上天国化・霊的同胞世界」の実現に、本当に向かっているのだろうかと思ってしまいます。地上の情勢とは逆に、今回のインフォメーションを読んで、スピリチュアリズムの使命は地球人類救済だけではなく、霊界下層の地縛霊にもおよび、大々的に懸命な救済活動が行われていることが分かりました。霊界では、地上人には想像もつかないような形で‶霊的大変革″が起きているとのことです。その重要な計画の一つがキリスト教聖職者の地縛霊の救済です。

 霊界下層(幽界)には、地上時代に同じ宗教を信じてきた者たちが集まって、地上時代と同じ信仰生活を送っています。間違った教義を信じ、説き、賛美歌づけの日々です。それは「永遠の霊的成長の摂理(法則)」に反しているため、地縛霊となって神の光が届かない霊的暗闇で絶望的な生活を送っているのです。こうした宗教がつくり出す‶霊的牢獄″についてシルバーバーチは、「彼らにとって相応しい場所」と言っています。そこでの聖職者たちの‶魂の苦しみ″は筆舌に尽くしがたいもののようです。そうした地縛霊本人が教義の間違いに気づき、地縛状態から脱け出したいと思わないかぎり、霊的牢獄から解放されません。そのような救済困難極まる地縛霊は、地上人以上の数があると言います。

 地上時代に間違った教義を信じることの恐ろしさが分かります。教義の洗脳から抜け出すためには、大変な勇気が必要となります。肉体の無い霊界では自殺という逃げ道がないため、地縛霊たちの苦しみと恐怖の悲惨な状況に涙がこみ上げてくると言います。そのような地縛霊にも苦しみの体験を経て「霊的覚醒の時期」がおとずれるのです。スピリチュアリズム普及会では交霊会の催しによって、その多くの聖職者たちの救済が行われています。本物の交霊会はシルバーバーチによる啓示が最後と思っていただけに、驚きと感激とで心が躍るようです。そして多くの地縛霊が救われていくその描写に‶素晴らしい″と思いました。指導霊と地上の霊媒、そして参加者メンバーの霊的融合が最高の域に達していたのでしょう。‶少しでも霊的に雰囲気を乱すものがあればできない″といった内容のシルバーバーチの言葉が思い出されます。スピリチュアリズム普及会の、霊界からの信頼度・純粋性が示されているように思います。

 長い間、霊的暗闇の中に置かれた地縛霊にとって、スピリチュアリズムは‶救いの光・希望の光″です。時期のきた地縛霊は交霊会に導かれ、霊的エネルギーに満たされた中で「霊的真理」を伝えられ、霊的牢獄からやっと解放されることになります。そのように交霊会によって救われた霊は多大な数にのぼるといいます。地上に残る人間も地上で展開するスピリチュアリズムの信奉者によって救われていかなければなりません。霊界の神庁から届けられた‶霊的真理″こそがスピリチュアリストの武器です。霊的真理の知識が、いかに重要かが分かります。霊的真理を徹底して学び、それにそって実践努力し自らを霊的に高め、同時に真理普及に邁進しなければなりません。スピリチュアリズムの最終目的である「地上天国化・霊的同胞世界」は霊的真理を手にしたスピリチュアリストにかかっています。

 イエスを頂点とした「地球人類救済計画」に参画できることは、人間にとって最高に価値ある生き方です。それは自分の霊的成長という人生の目的を達成することでもあります。苦しく・痛く・辛く・困難だらけの地上人生ですが、スピリチュアリストはその価値をよく知っています。男女共同参画を推進する日本にいて、自由に真理を学べる環境に身を置いていることに感謝の思いです。救済霊たちの苦労を少しでも減らすため、地上での真理普及に役立ちたいと思います。未熟で足りない分は霊界からの援助を得て、自分は出来る限り精一杯の奉仕をしたいと思います。

*9月読書会ではこの度のインフォメーションの内容について詳しい説明があります。インフォメーションだけでは得られない情報・感動が得られるものと思います。

 ——シルバーバーチの言葉——

「地上の宗教家は、死の関門をくぐった信者はただちに、言葉では表現できないほどの喜悦に満ちた輝ける存在となって、一切の悩みと心配と不安から解放されるかに説いていますが、それは間違いです。」(The Seed of Truth)

「宗教的頑迷さにおいて程度が同じであることから、彼らは引き合ってグループを形成することになるのです。」(The Spirit Speaks)

「私たちにとって大きな困難の一つは、多くの者が死後についての強い先入観を持ったままこちらへ来るということです。自分が想像していた世界だけが真実であり、それ以外はないと思い込んでいます。ひたすらそう思っているため、彼らは自分自身がつくり出した世界の中で生きることになるのです。」(The Seed of Truth)

「私はこちらの世界で、後悔している多くの牧師に会っています。彼らは地上人生を振り返り、自分が霊のメッセージを説いてこなかったこと、バイブルの言葉や教義だけにこだわって実践を疎かにしてきたことを後悔しているのです。彼らは、できればもう一度地上へ戻りたいと望んでいます。」『シルバーバーチの教え(下)』(スピリチュアリズム普及会)

「宗教の教義(信条)による束縛は、地上界の悲劇の一つです。それは重い疫病よりも悪質で、肉体の苦しみよりも、はるかに酷い苦痛をもたらします。なぜならそれは‶魂の病″を生み出し、霊に目隠しをしてしまうからです。」『シルバーバーチの教え(上)』(スピリチュアリズム普及会)

 *普及会インフォメーションからの抜粋と、シルバーバーチの言葉の引用に関しては普及会の許可を得ています。意見感想は私個人の見解です。