宗教の観点から見たスピリチュアリズムの全体像

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(*2018年5月読書会の学習内容です)
スピリチュアリズムは「霊界主導の人類史上最大の宗教革命」「霊的真理による地球上最大の宗教革命」です。霊的真理の普及によって、地上のすべての宗教を、霊界の宗教に置き換えようとする宗教の大革命のことです。霊的真理を知らない地上の宗教は全て失格です。人間の魂を間違った教義でがんじがらめにして、人間の目的である霊的成長を妨害し、地上人生を無駄なものにしてしまいます。また組織エゴによる宗教戦争やテロなど、地上に悲劇をもたらしています。地上の宗教は人類にとって害以外の何ものでもなく、存在しない方がよいのです。

スピリチュアリズムの目指す世界は「霊的同胞世界」「正しい宗教の確立」です。霊界ではすべての霊が「唯一・共通の宗教」を信じています。信仰対象は大霊である「神」と神が造った「摂理」であり、すべての霊が神の摂理による支配を認識しています。摂理にそう生き方が常識であり、絶対忠誠を捧げるべきは「神」と「摂理」であることが当たり前となっています。摂理に一致した生き方は、そのまま信仰実践となり、霊的成長していくことになります。霊界人はすべて「大霊」の深い信仰者であり、感謝と祈りを捧げるのが日常です。スピリチュアリズムは地上の宗教とはあらゆる面で正反対であり、超宗教と言えます。
    真の宗教=霊界の宗教=スピリチュアリズム(超宗教)

霊的真理の普及にともない、地上の間違った宗教は消滅していきます。スピリチュアリズム(霊界における唯一の宗教)が地上に確立するには、長い期間(数百年~千年)がかかります。スピリチュアリズムによる宗教革命の成功はすでに確定していますが、革命が完全に達成されるまでは悲劇・不幸・苦しみが続くことになります。今までもたくさん改革がありましたが、その度人間の手あかで汚されてきました。スピリチュアリズムは今始まったばかりです。一瞬で変わるものに本物はありません。

スピリチュアリストは犠牲を強いられる覚悟が必要です。革命が早まるも遅れるもスピリチュアリストによります。高級霊と苦労を共にし、道具としての責任を果たす義務があります。スピリチュアリストは70数億の霊的革命の先頭に立ち、道を踏み固めていく必要があります。そして「霊的真理」を武器にし、バックに高級霊団の支援・守護を得て、前進しなければなりません。スピリチュアリズムの目指す最終目的は地上を霊界の宗教に変え、霊的同胞世界・霊的一大家族・地上の天国化の実現です。

真の宗教(正しい宗教)の定義は、信仰対象が「神」と「神の摂理」であることです。他のどの人間も、リーダーも、教祖や教義も、動物や自然界のどれをも信仰対象とするのは間違いです。イエスは信仰対象ではなく、地上人の良き手本とすべきです。摂理に一致した生き方(摂理にそった日常生活での実践)とは、「霊主肉従の努力」「利他愛の実践」「苦しみの甘受」です。間違った理解では組織や形式・布教活動・施設等ができてきます。真の宗教(スピリチュアリズム)では、小さなグループやサークルにて学びの場を得ることになります。自らの努力によって自分自身を救う、自力救済的生き方が正しいと言えます。一人一人の霊的成長と、霊的同胞世界の確立を目的とした生き方をし、それが全人類に拡大していくべきです。  (以上が学習内容です)                 

宗教は太古の昔、アニミズムとして存在しました。今ではキリスト教イスラム教・仏教を代表として多くの宗教と宗派があります。しかし依然として戦争や飢餓・環境破壊・動物虐待といった悪幣はなくなりません。文明が高度になるごとに違った形での凶悪犯罪が増え、心の休まることがありません。その現状を見ますと学校教育・宗教の役割は何だろうと思います。霊界の霊は、‶地上は地獄のようだ″と言います。

スピリチュアリズムは「霊的真理」によって‶霊的無知を霊的知に変える宗教革命″です。地上の人間が作った宗教ではなく、「神」と「神の摂理」を信仰対象とする霊界の宗教です。間違いだらけの地上の教義を一掃し、‶利他愛″一色の「霊界の宗教」に取って替える‶宗教革命″なのです。数百年後、人類はやっと「霊的真理」を土台とした道徳教育を、宗教や学校・親から伝授されることと思います。それは、これまでの血で血を洗うような革命ではなく、「霊的真理」の普及により、長い時をかけてゆっくりと確実に進行することでしょう。

——シルバーバーチの言葉——
「私たちはあなた方に、いかなる教義も儀式も作法も要求しません。ただひたすら、大霊の愛がその子供たちを通して顕現するように努力しているだけなのです。そのためには、いかなる書物にも、いかなるドグマ(教義)にも縛られてはいけません。いかなるリーダーにも、いかなる権威にも、いかなる学識にも、また崇敬の対象とされるいかなる聖遺物にも縛られてはいけません。あなた方はひたすら、大霊の摂理に従うようにしてください。大霊の摂理こそが宇宙で最も偉大なものであり、唯一最高の権威あるものなのです。」(教え上)

「宗教の教義(信条)による束縛は、地上界の悲劇の一つです。それは重い疫病よりも悪質で、肉体の病気の苦しみよりも、はるかに酷い苦痛をもたらします。なぜならそれは「魂の病」を生み出し、霊に目隠しをしてしまうからです。」(教え上)

「教義は必ず魂の足かせになるということを忘れないでください。教義を重んじることで立派になれるのではありません。教義を無視しても立派になれるのです。キリスト教では教義の名のもとに、殺し合いと火刑を行ってきました。魂を縛るもの、魂を閉じ込めるもの、魂の自由な顕現を妨げるものは排除しなくてはなりません。」(教え上)

「しかし間違いなく言えることは、新しい世界の種子がすでに地上界に根付いているということです。既得権力の座に安住している者たちがいかなる策を弄しても、それは功を奏さないでしょう。」(教え上)

*詳しくはスピリチュアリズム普及会ホームページをご覧ください。また、東京スピリチュアリズムサークルでは読書会を開催しています。
*なおこれらの引用にあたってはスピリチュアリズム普及会の許可を得ています。